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カイ・ニールセン(Kay Nielsen)の世界 [美術*Art]

今年ようやくブログ始動です。
あいかわらずのんびりしている私ですが、
今年もマイペースで記事を書いてゆきたいと思ってますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします(^^)

今回は私の大好きな画家、カイ・ニールセンのご紹介です。

1886年、コペンハーゲン生まれのニールセンは、
18歳のとき、パリに出て絵画を学び、その頃出会ったビアズリー、
そして、日本の 北斎、広重、歌麿の影響を受けました。

1911年、ロンドンで個展を開いた後、
『太陽の東・月の西』等の絵本が評判となり、
舞台装置家としても活動します。

また、ロサンゼルスに移り、ウォルトディズニーフィルム“ファンタジア”の
デザインを手助けするなどしましたが、
その晩年は、不遇の貧しい暮らしを送ったといいます。

しかし、画家の没後、彼の友人たちの尽力により、
1958年に作品を守る会が設立されました。
それによって、今も彼の作品は絵本の中で光り輝き、
世界中の子どもたちに夢を与え続けているのです。

          ****


From “East of the Sun and West of the Moon”

日本の版画に影響されただけあって、
荒波や木々などの自然の事物の描写、
そして構図も、北斎や広重の作品と似ているように思います。


From “The Three Princesses in the Blue Mountain”

また、うねるような しなやかな人物描写には、
ビアズリーのそれと共通するところがあるでしょうか。


From “The Giant Who Had No Heart in His Body”

しかし、それらを加味しながら、
ニールセン独特の幻想的な世界を作り出しているのです。


From “Minon-Minette”

細い線と点での緻密な表現は、
まるで色とりどりの糸で縫い取られた
美しい刺繍のよう…。


From “The Twelve Dancing Princesses”

アール・ヌーボーを信奉したというニールセン。

コケットリーで魅力的な人物像と、
繊細な美しい色彩が、その華やかなる時代へと
いざなってくれるようです(*^^*)

Nielsen's Fairy Tale Illustrations in Full Color

Nielsen's Fairy Tale Illustrations in Full Color


十二人の踊る姫君

十二人の踊る姫君

  • 作者: カイ ニールセン, アーサー クィラ・クーチ
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 1994/10
  • メディア: 単行本


おしろいとスカート

おしろいとスカート

  • 作者: カイ ニールセン, アーサー クィラ・クーチ
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 1994/10
  • メディア: 単行本


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コメント 10

こんにちは。面白い画家ですね。
by (2007-01-07 01:09) 

kurohani

とても素敵な絵ですね〜。初めて知りました。
by kurohani (2007-01-07 13:44) 

ミカエラ

■gonさん、はじめまして、こんにちは(^^)
コメントとナイスいただきましてありがとうございます。

>>面白い画家ですね
風景や人物が独特にデフォルメされているというところに面白さがあるでしょうか。
少々奇怪なところにも魅力を感じます。
by ミカエラ (2007-01-07 17:51) 

ミカエラ

■kurohaniさん、こんにちは(^^)

20世紀始め頃のイラストレーション黄金期を支えた画家のひとりとして数えられる画家なのだそうですよ~。
他に、ニールセンと並び称されるエドモンド・デュラックの絵も素敵です♪
ニールセンよりはリアルで、もう少し奥行きが感じられる作風です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF
by ミカエラ (2007-01-07 18:01) 

kurohani

再度お邪魔します。エドモンド・デュラックの絵早速観てみましたがこちらも素敵ですね♪THE PRINCESS & THE PEAが好きでした。ニールセンの方がビアズレーチックで装飾的な感じですね。
by kurohani (2007-01-07 22:17) 

豆酢

ミカエラさん、明けましておめでとうございます~(^o^)丿

昨年中は、ミカエラさんと出会えたことが私の大切な宝物となりました。ミカエラさんを通じてアートやバレエ、美しきモデルの世界など、その豊穣な世界を知ることができましたもの。
今年もますますよろしくお願いいたします<(_ _)>。ニールセンの作品は一部ミカエラさんのサイトのほうで見せていただいて、その頃からびびびっと来るものを感じておりました。私もビアズレー大好きですので、このようなコケティッシュな画風はたまりません。
by 豆酢 (2007-01-08 12:36) 

ミカエラ

■kurohaniさん、こんにちは♪

>>ニールセンの方がビアズレーチックで装飾的な感じですね。
↑そうですよね~(^^) ビアズレーをお子ちゃま向けにした感じでしょうか(笑)
小さい写真なのでわかりずらいのですが、
洋服の模様とか、髪の流れの描き方とか、とにかく独創的で、
いつまでも観ていても飽きません。
『不思議の国のアリス』の挿絵を描いたアーサー・ラッカムも、
同じ時代に活躍したということで、並び称される画家だそうですね。
しかしアリスといえば、私としてはちょっと不気味なジョン・テニエルが好きです。
http://www.allposters.co.jp/-st/John-Tenniel-Posters_c28628_s28697_.htm
by ミカエラ (2007-01-08 19:28) 

ミカエラ

■豆酢さん、こんにちは♪
どもども、あけましておめでとうございます~。
そして無事おかえりなさいませ^^

こちらこそ、いつも鋭い洞察力の映画評論記事を書かれる豆酢さんと、
リンクまでしていただきまして光栄に思っています。
私も一生懸命映画を観ているつもりなのですが(;^^)、
とても豆酢さんのように深層部分まで読み取ることができません。
ですからこれからも色々と教えていただこうと思ってますので、
私のほうこそ今年もますますよろしくお願いいたしますm(_ _)m

>>私もビアズレー大好きですので
↑おおそうですか! 確か映画『オスカー・ワイルド』の冒頭のクレジットの絵はビアズレーでしたよね。
上でご紹介したニールセンの挿絵が入っている絵本もとても面白いですよ~。
ぜひ子豆ちゃんズにどうぞ♪
by ミカエラ (2007-01-08 19:29) 

kurohani

再々度お邪魔します。テニエル卿のアリス良いですね〜♪かなりロリータ&耽美的かつ不気味な絵ですよね。良いサイトご紹介ありがとうございます。
by kurohani (2007-01-10 15:02) 

ミカエラ

■kurohaniさん、こんにちは(^^)

>>ロリータ&耽美的
↑なるほど、ロリータ耽美ですか…
kurohaniさんお気に入りのバルテュスと共通するものがあるのでは?(^m^)
耽美といえば、kurohaniさんに教えていただいた『貧乏サラヴァン』と
『恋人たちの森』をちょうど今日買ってきました。
今夜あたりから森茉莉耽美小説耽読生活(←長)を始めたいと思います♪
by ミカエラ (2007-01-10 17:00) 

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